継承者の募集
消極面2ヶ条
1.対手が油断していないうちはー対手がわが攻撃を撃退し又は回避できる態勢にあるうちは、わが兵力を打撃に投入するな
「非常に劣勢な対手に対する以外には、対手の抵抗力又は回避行動が麻痺状態に陥らない限り、効果的打撃を加えることは不可能であるということは歴史上の経験の示すところである。であるからこのような麻痺状態が十分に進行していない限り、いかなる指揮官も敵に対する真面目な攻撃を発起すべきではない。麻痺状態は敵の組織の崩壊及び精神面での組織崩壊の同等物である指揮崩壊によって引き起こされる。(略)」
正面突破の攻撃方法は味方の被害が甚大であるから、極力避けよとリデルハートは消極面第1ヶ条で述べている。まずは心理面などの間接アプローチで相手の抵抗力削いだ上で、効果的な打撃を相手に与えることが非常に重要なのである。
2.一たん失敗した後は、同一の線(又は同一の形式)に沿う攻撃を再開するな。
「単なる兵力の増強は必ずしも新規の線に沿う攻撃を意味しない。そのわけは、敵もまたその休止の間において自己の兵力を増強しているであろうことはありうべきことであるからである。わが方を撃退した敵の成功が敵を精神的に強化するであろうことは、さらにもっと有り得べきことである。(略)」
人間というのは一たん、失敗した時に、その原因を自分の努力不足に結論づけてしまい、全く同じ方法で、全く同じ相手と対戦して、また敗北してしまうというケースはよくある。対戦相手も前回と同じ方法で攻撃してくれるのであるから、防御するのも、相手の攻撃方法の予測がつくので、非常に簡単になる。なぜなら、失敗した方法を再度繰り返すのは、相手を心理的に安心させる直接アプローチになってしまっているからだ。一たん失敗した後は同じ方法や形式で再度攻撃を再開するなとリデルハートは消極面第2ヶ条で述べているのである。
日本の武士は一騎打ちを好みました。彼らは先祖の名前を言い続け、自分が現在だけの存在ではなく、過去と未来に繋がっている事を常に認識させていました。一騎打ちで敗れれば死にます。しかし、立派な死は子孫に伝承されます。自分の死が子々孫々の模範となり発展に繋がると考えていました。今の日本の大人はどうでしょうか?
昔の日本人は人間は幾つもの魂が集って出来ている事を知っていました。電子計算機やクローンに人間の記録をインプットしても、人間にはなりません。そこには魂がないからです。単なる演算と記録はできますが魂は宿りません。
遠隔教育『秋月』は参加する事により教えあい、學びあいます。そして、知識は行動する事により完成します。そして、大きな事業ほど自分の代では完成しない事を知ります。つまり、継承が大切なのです。
残念な事に前回のコラムに記載したようにソニーに提出した企画は没となりました。この屈辱は世界各国の仲間に伝達され情報の並列化により共有化されました。
新約聖書の「ローマ人への手紙」12章19節
「愛する者よ、自ら復讐するな、ただ神の怒に任せまつれ。録して『主いい給う。復讐するは我にあり、我これを報いん』とあり」
炭素文明が崩壊しつつある中でのソニーが神によって、どのような判断をされるかを西方文明の仲間たちは見つめています。少なくとも保有する株式を経典の民は放出していきます。
『秋月』の次年度メンバーから継承者が生まれる事を望みます。そして、その方法は上記にある間接アプローチ、消極面2ヶ条を必ず参考にして下さい。我々は復讐はしませんが、勝つまで諦めません。自分の代でなし得なかった事業は次の代、次の代に継承していきます。その事業を持って一族郎党の共同体を維持します。これが武家の生き方です。どんなに個体として強力でも、群体として戦う我らの敵ではありません。
つまり、我らは巨大な敵を見ると武者震いします。嬉しくて楽しくて仕方がないのです。リスク(変化や自由)を楽しむ人間にとって今ほど良い時代はありません。
『秋月便り』たった10日で64人(購読者)となりました。
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