ヒト ヒト 感染
四川地震による栄養状態の悪化によって新型インフルエンザと思われる疫病が中国大陸で発生しているかもしれません。この未確認情報は中国での水素船建造を延期させました。日本企業で鳥インフルエンザ対策を希望しているなら企業用の『秋月』に参加して下さい。発生すれば取れる手段は籠城だけとなるでしょう。
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(これはフィクションです) しかし、事前の準備訓練が全てを決します。
Aさんは今朝からどうも喉が痛いことに気がついていました。あの風邪をひく時ヒリヒリしたような感じです。それにどうも身体がもっさりと思い感じがします。「これってアレかな。」Aさんは、昨日合った先方さんが咳をしていたことを思い出しながら、同時にこのところうるさいほど広報している「新型インフルエンザ」のことを考えていました。1ヶ月前に上海で爆発的に流行した呼吸器感染症が、H5N1亜型から派生したヒトーヒト感染を起こす新型インフルエンザであることが判明したこと。「A上海型」と名付けられたその疫病はすさまじい勢いで拡散し、あっさりと入国防衛線を突破して、2週間後には東京で国内第1号の患者が発生したこと。テレビはその「死の伝染病」の恐怖をさらに煽り立てるように連日報道し、テレビCMや新聞広告には「熱のある人は発熱外来に相談するように」という緊急情報が頻繁に掲載され、保健所の広報車は街宣車のごとくアナウンスしていました。「ウソ!? 俺も...」ゾクッと寒気がしました。なにしろ「致死率40%」とか「上海では既に10万人が死亡とか」ワイドショーでいっているヤツなのです。「女房や子供に伝染したら...」と思うとなんとも申し訳ないような切ないような気持ちになります。いや待てよ、別に熱があるわけじゃないし、喉が痛いのも昨日遅くまで酒を飲んでいたからだけかもしれないし、などとなんとか薄ら寒い不安を否認しようとしたり動揺しましたが、結局は手遅れになったら嫌だと思って、Aさんは自分が参加している「メディカル・ネットワーキング・サービス(MNS)」にアクセスしました。
MNSはiChatを使った遠隔診療システムです。
今日はどうも待ちが多いのか。なかなか先生が「チャット可能」になりません。その間、Aさんは職場に電話を入れました。事情を話したところ、疑わしきは来るなという返事で、午後からの会議はiChatですることなったので具合が悪くなければ参加するようにということです。そうこうしているうちに、いつも相談しているかかりつけ医の先生とチャットできるようになりました。Aさんはまず診療を申し込み、保険証をカメラに提示しました。そして今朝から喉が痛いこと、昨日会った人が咳をしていたことを話しました。熱を聞かれ慌てて体温計で熱を測りカメラに提示します。熱は37.2℃でした。なんか少し熱っぽい感じがします。昨日会った人が新型インフルエンザと診断されていたわけではないし、今も熱があるとはいえ高熱というほどではないし、現在の症状だけでは新型インフルエンザと断定するには根拠が薄いように感じられます。しかし先生がいうには、保健所からの情報ではAさんの生活圏はすでに新型インフルエンザの蔓延地域になっているそうでどこで感染していてもおかしくないというのです。そして平時なら迅速診断キットで診断をつけてから処方するものなのだそうですが、病院まで移動することが感染拡大につながるから、厚生労働省通達の緊急時診療指針にしたがって問診だけでインフルエンザ治療薬を処方しようといってくれました。
先生はAさんに処方箋ファイルと請求書ファイルを送信します。その処方箋と同じものは薬局(処方薬配送センター)にも送信されます。これが配送された処方薬を受け取る時に"割り符"となります。あとはネットバンキングで会計を済ますだけです。先生は一緒に暮らしていれば家族にも伝染るだろうから、症状が出たら一早くチャット受診するよう勧めてくれました。また、処方薬が配送されてくるまでの間、インフルエンザに罹った時の療養の手引きをWikiで見ておくようにと指示しました。その日の午後に処方薬が配送されてときには、Aさんの熱は38℃を超えていました。白い宇宙服みたいな感染防止スーツを着た配達員に処方箋に付記されているパスワードを伝え、郵便受けに入れてもらった処方薬を早速服用。症状発現から1日以内でインフルエンザ治療薬を飲むことができました。
結局Aさんは2〜3日苦しみましたが、それ以降は症状が軽快し、重症にはいたりませんでした。奥さんと子供さんはAさんが発症した翌々日に症状が出現しました。ウイルスを排出する1週間は家にこもっていましたが、それ以降は感染中断免疫を獲得したAさんがせっせと買い出しに行ったり家事をしています。




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